日本人の知らない日本文化が眠る
うちなんちゅの心を映す沖縄の歴史的財産を歩く


琉球王国の象徴、首里城
歴史や文化を今に伝える記念公園
 修学旅行先としても全国TOPの人気を誇る沖縄。その中でも見学先の1位に選ばれているのがこの首里城公園だ。

 首里城は、外交・政治・文化の中心として約450年にもわたり存在した琉球王国という王制の国の象徴でもあり、中国、日本、朝鮮、東南アジアの国々との外交や、貿易を展開していた沖縄県内最大規模の城(グスク)であった。

 まず、2000円札にも描かれている守礼門を通ると、入り口である観会門をくぐると上り坂が暫く続く。暫く進むと右手には階段が。階段の上には首里城二番目の門である瑞泉門。瑞泉門の手前で右手に下へ降りる別の石段があり、そこには龍樋(りゅうひ)と呼ばれる国王などの飲料水として使われていた清水が滴り落ちている。瑞泉門の名もここから来ている。
 
 瑞泉門を左に曲がると首里城第三の門、漏刻門が現れる。ここからの景色はなかなか良い。

 この先は広場になっていて、広福門、下之御庭、そして奉神門と続き、政治や儀式の中心であった正殿へと繋がる。正殿は、中国と日本の文化が混在したような建築様式をしており、それぞれの文化が融合したなんとも言えない独特の雰囲気をしている。
 これに、北殿、南殿を加えた御庭が首里城の中心的な広場となる。

 1945年の太平洋戦争時、アメリカ軍上陸による最大の陸戦でもあった沖縄戦において、この首里城は全焼してしまい、その後跡地は琉球大学の跡地となった。その後、琉球大学の移転に伴い、1980年代に復元作業が行われ、今も尚正殿の奥に広がる御内原の復元作業が行われており、首里城の当時の面影が甦る日も近い。

 2000年には「琉球王国のグスク及び関連遺産郡」として世界遺産に登録されている。  しかしながら登録自体は「首里城跡」となっており、復元された建物などは世界遺産としては登録されていない。
赤瓦を使用した屋根と朱塗りの柱が印象的 な守礼門
赤瓦を使用した屋根と朱塗りの柱が印象的 な守礼門

瑞泉門。景色が良く、役人が良くここで駕籠を降りたことより「かご居せ御門」とも呼ばれる。
瑞泉門。景色が良く、役人が良くここで駕籠を降りたことより「かご居せ御門」とも呼ばれる。

歴史と政治の中心、正殿。ライトアップされると更に輝きを増す。
歴史と政治の中心、正殿。ライトアップされると更に輝きを増す。