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日本全国おすすめ温泉ランキング

日本に現存する多くの特色がある温泉地を、誰もが知っている定番人気温泉から、古くから愛されている歴史ある温泉まで、色々な視点でご紹介いたします。温泉旅行の目的地選びの参考にぜひお役立てください。

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温泉雑学!? ちょこっと豆知識

五月節供の菖蒲湯や冬至の柚湯など日本でも馴染み深い「湯治」は、自然治癒の力が秘められています。この機会に温泉のことを少し知って、自分に合った温泉を見つけて、より温泉を効果的に取り入れていきましょう。

せっかくなら日本一の温泉地に行ってみよう!!
  • 温泉地の数が多い
    北海道
  • 温泉地の数が少ない
    沖縄県
  • 湧出量が多い温泉
    大分県
  • 源泉数
    大分県
  • 温泉利用の公衆浴場数
    長野県
  • 利用人数が多い
    長野県
色々な温泉の効能を知って、もっと温泉を満喫しよう!!
単純温泉
効能
神経痛、筋肉痛、関節痛、冷え性、疲労回復、五十肩など(全温泉に共通の一般的適応症として)、美肌効果(アルカリ性単純温泉について)

無色透明・無味無臭の一般的な温泉です。刺激が少なく肌触りが柔らかいので、幅広い世代で安心して入浴でき、療養にも最適です。また湯あたりを起こしにくい泉質で、アルカリを多く含むアルカリ性単純温泉は、肌の不要な角質をとる働きがあるので、美肌効果も期待できます。

主な温泉地:
鬼怒川温泉(栃木)
箱根温泉郷(神奈川)
下呂温泉(岐阜)
二酸化炭素泉
効能
高血圧症、動脈硬化症、切り傷、やけど(一般的適応症のほか)

温泉中に二酸化炭素(炭酸ガス)が溶けていて、気泡が肌に付くのが特徴です。また、毛細血管を広げて血圧を下げる効果もあります。冷鉱泉や低温泉が多く、保温効果があるので湯上がり後も身体はポカポカになります。塩分濃度が低い純粋な天然炭酸泉は、枯渇により減少し今では希少な泉質になります。

主な温泉地:
蓼科温泉(長野)
玉川温泉(秋田)
湯屋温泉(岐阜)
炭酸水素塩泉
効能
切り傷、やけど、慢性皮膚病(一般的適応症のほか)

いわゆる「重曹泉」のことです。典型的な炭酸水素塩泉では、無色透明なアルカリ性の湯でヌメヌメするような感触があり、入浴後に肌が滑らかになるため「美人の湯」と呼ばれるものが多くあります。飲用すれば、痛風、慢性胃炎、糖尿病に効き、入浴すれば、じんましん、アレルギー性疾患などにも効果があるとされますが、飲み過ぎは要注意です。

主な温泉地:
那須温泉郷(栃木)
登別温泉(北海道)
乳頭温泉郷(秋田)
塩化物泉
効能
切り傷、やけど、慢性皮膚病、慢性婦人病、虚弱児童(一般的適応症のほか)

全国各地に多く見られる泉質で塩分を含むため、塩辛い湯です。湯上がり後にも肌に塩分が付着するので、湯冷めしにくいため「熱の湯」と呼ばれたり、塩の殺菌効果で切り傷にも効果があることから、「傷の湯」と呼ばれたりしています。飲泉で胃腸病に良いとされますが、大量に飲み続けると塩分取りすぎになってしまうので、注意が必要です。(特に高血圧や腎臓病などの方は注意が必要です。)

主な温泉地:
洞爺湖温泉(北海道)
鳴子温泉郷(宮城)
鴨川温泉郷(千葉)
硫酸塩泉
効能
動脈硬化症、切り傷、やけど、慢性皮膚病(一般的適応症のほか)

カルシウム、マグネシウム、ナトリウムなどを多く含み、大別すると、便秘や胆道疾患に効く芒硝(ぼうしょう)泉、鎮静効果に優れ高血圧や動脈硬化の予防になる石膏泉、苦い味に特徴がある正苦味(しょうくみ)泉に分かれます。飲用すれば消化促進し、利尿作用もあります。また「美人の湯」とされる温泉には、硫酸塩泉のものもあります。

主な温泉地:
浅虫温泉(青森)
山中温泉(石川)
玉造温泉(島根)
含鉄泉
効能
月経障害(一般的適応症のほか)

源泉は無色透明で、鉄分を含む泉質。空気に触れると鉄分の酸化が進み、色が付くのが特徴です。温泉の色は、一般的には赤褐色ですが、鉄分の量が少ない場合は茶褐色や緑褐色、黄褐色になることもあります。中でも緑褐色の含鉄泉は、酸塩を多く含むため殺菌作用があり、切り傷や皮膚病の方に最適です。

主な温泉地:
不老温泉(長野)
有馬温泉(兵庫)
城山温泉(香川)
硫黄泉
効能
硫黄型:慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病
硫化水素型:高血圧症、動脈硬化症、慢性皮膚病、慢性婦人病、切り傷、糖尿病(一般的適応症のほか)

白濁湯の卵が腐ったような硫黄臭がする硫黄泉は「硫化水素型」です。単純硫黄泉(硫黄型)の場合はほんのり硫黄臭が漂うものもありますが、無色透明、無味無臭に近いものが多くみられます。皮膚病に効くといわれていますが、酸性の刺激の強い湯も多いので、肌の弱い人や高齢者などは特に注意が必要です。

主な温泉地:
川湯温泉(北海道)
酸ケ湯温泉(青森)
中善寺温泉(栃木)
酸性泉
効能
慢性皮膚病(一般的適応症のほか)

火山地帯に見られる典型的な泉質で、「仕上げの湯」「直しの湯」といわれる殺菌効果の高い温泉です。日本では代表的存在ですが、海外ではあまり利用されていません。塩酸・硫酸を多く含む強酸性のものは水虫などに良く効きますが、強烈な湯であるため浴用・飲用とも注意が必要です。

主な温泉地:
草津温泉(群馬)
黒川温泉(熊本)
蓼科温泉(長野)
放射能泉
効能
痛風、高血圧症、動脈硬化症、慢性胆嚢炎、胆石症、慢性皮膚病、慢性婦人病(一般的適応症のほか)

一般的には「ラジウム泉」として知られています。微弱放射能の効力によって万病に効果があるといわれたり、泉質特有の効能として、医科学的に神経痛、筋肉痛、関節痛に効果があるとされています。

主な温泉地:
養老温泉(広島)
三朝温泉(鳥取)
五頭温泉(新潟)
モール温泉
効能
効能 神経痛、五十肩、運動麻痺、慢性皮膚病、疲労回復、慢性婦人病、冷え性、きりきず、やけど

モール温泉の「モール(Moor)」は、ドイツ語で「腐植質」を意味し、腐植質を多く含む泉質を指します。腐植質は有限で国内はもとより世界的にも非常に珍しい温泉です。特徴としては、人体皮下浸透度が高く植物からできているため天然保湿成分が豊富でまろやかであるため美肌に効果があるということです。

主な温泉地:
十勝川温泉(北海道)
東鳴子温泉(宮城)
黒川温泉(熊本)

※一般的適応症(いっぱんてきてきおうしょう)とは、環境庁自然保護局長通知により、全ての温泉(療養泉)で効能があるとされる疾病・外傷の症例のことです。